大人気連載中?のTLSひとりでできるもん!シリーズ。今回のテストではRC PARK ZESTさんと原Tuneさんのご協力をいただきました、ありがとうございます。
まずオートラップ機能がどれぐらいの精度があるのか?の確認を行いました。
6分間走行したすべてのラップを重ねて表示したものですが、1コーナーへのアプローチのタイミングがすべてのラップでばっちり一致しています。ドライバーの腕がすばらしいということもあるのですが、オートラップ機能の精度が十分に高いことを示しています。
次にデータロガーでどのようなことがわかるかを見ていきましょう。
Zestさんでは後半にリヤタイヤのグリップが低下する”おむかえ”という現象が発生してラップタイムが低下するのですがその現象もデータから読み解くことができます。
ドライバーの原さんのコメントは「赤ラインが巻始めてからの運転だね。ハンドルをおもっきり切るとオフ巻ゆえに80%しか切れない。そして下のラインでスロットルワークは無駄に山が多くなる。これはいつ巻いても対応できるように百烈拳状態。また、姿勢を整えてからONしないとON巻する状態。」
コース図と比較しながら分析を行うと・・・
LAP3とLAP24のタイム差は0.36秒。リヤタイヤが怪しい状況ながらも5コーナあたりまではLAP3とほぼ同じペースで走行しています。差がつくのは6コーナーの立ち上がりから。立ち上がりでパワーを入れるとテールが流れるのでスロットルを入れるタイミングを送らせています。その結果6コーナーから7コーナーへの切り返しの部分で0.18秒の遅れが発生しています。7コーナーの立ち上がりも同様で差が0.24秒に。9-10コーナーの切り返しで0.24秒。10コーナーの立ち上がりもアクセルが入れられず0.30秒の遅れとなります。立ち上がりのアクセルONのポイント差はストレートでの速度にも影響がありそうです。
以上のことからセッティングの方向性として「レース後半にコース左側の立ち上がりでアクセルを入れられる車」を作れば良いことがわかります。またレース後半にコース右半分でコーナーのアプローチでステアリングを切りすぎるとスピンする可能性があるのですが、この部分は「ドライバーががんばるべき部分」であることもわかります。
TLSひとりでできるもん@RC PARK ZEST編お楽しみいただけましたでしょうか?データロガーでドライビングを分析すると今まで気がつかなかった自分が見つかるかもしれませんね。次回をお楽しみに!
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おまけ
GT500 Life1100仕様
ZestさんはLifeが使えないのでRM用のチビLifeをお借りして走行してみました。
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